あれよあれよと月日が過ぎて…
気づけば寒さも身に沁みる11月中旬。
このところの気温は深夜に仕事をするにはかなり寒さを感じるようになりました。
つい先日まで半袖のTシャツを着てたのが嘘のよう。
今は首元にマフラーを巻いて寝るようになりました。(笑)
寒さは首元から。ですよ!
そして、11月カフェ公演の稽古も始まりました。
春の公演から半年。
定期的にカフェ公演が出来ることは本当に嬉しい限り。
カフェ公演は舞台公演とずいぶん趣向が違います。
演者の一挙一動が、観客のすぐ目の前で行われ、出演者にとってはある意味「修行」のよう。(笑)
大きな舞台とはまた違った醍醐味があります。
観客と近いが故に、誤魔化しが全く通用しない。
一瞬でも気を抜こうモノなら、即座にその場面の空気が変ります。
演技はもちろん、化粧や衣裳に至る細部にまでこだわってこそのステージなのです。
…とまぁ、出演者泣かせのカフェ公演ですが、演出する方もそれなりの苦労がありまして。
近いが故に、どうすればその世界に引き込めるモノなのか?
人の感覚は不思議なもので、ステージが遠すぎると置いてけぼりを食らった感を抱いたり、近いと目に飛び込む情報が有り過ぎて集中出来なかったり…
曲や照明をどう使えば効果的なのか?
出演者の姿がどの位置ならば美しく見えるのか?
様々な手法を考えるのです。
が…
最後は、「なるようになる」がわたしの演出ですかね。(笑)
100人の観客が観れば100通りの感想があります。
作り手が意図して作ったモノを必ず感じてもらえる、なんてコトはあり得ないもの。
好きなように感じて、好きなように楽しんでもらえる。
それが1番。
さて…
半年ぶりのカフェ公演。
前回出演者は思い出し稽古、今回お初のメンバーは必死に振りを覚える作業に勤しんでいます。
半年経つと、自分の作ったものでもキッカケなどは忘れています。
出演者共々、楽しい舞台にするべく頑張ります!
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