霊力の宿る紫陽花

By あつたか, 2013年6月23日

霊力の宿る紫陽花

あれよあれよと月日が過ぎて・・・
ふと気づけば、もう夏がすぐそこまで近づいて来ましたね。
そして、紫陽花のキレイな季節になりました。

毎年の恒例の行事なのですが…
6月の6のつく日に吊るしておくようにと、母が庭に咲いた紫陽花の花を切って半紙に包んだものを用意してくれます。

実はこれ、魔除けのおまじない。

 

調べてみますと…
紫陽花の紫色には緊張や不安を癒して穏やかな気分をもたらすリラックス効果があり、また、女性ホルモンの分泌を促し、体の内面の美しさを呼び起こすパワーもある、そうです。
しかし、その反面、紫陽花にはさまざまな言い伝えやタブーが存在するようで、色褪せる花はお見舞いや仏花には嫌われます。
また、強い毒素を含むために食用や料理の飾りにも向きません。
そんな毒素があるせいか、昔の人は紫陽花には霊力が宿ると信じ、紫陽花を半紙でくるんで水引で結んだものを、毎月6のつく日から家の軒先などに逆さにして吊るして魔除けとして使ったそうです。

なんでも、トイレに飾ると女性特有の病気を防ぎ、老後に下の病気で悩むことがなくなると言われ、赤の水引を結ぶと「縁結び」のご利益があり、金色の水引を結ぶと「金運財運アップ」の効果があるそうな。
紫陽花を吊るして、そんな嬉しい効果があれば願ったり叶ったり。

 

皆さんもお庭に紫陽花が咲いていたら、ぜひお試しください。

1年経ったら、新しいものと交換し、古いものは神社などに古いお守りなどと一緒に納めます。
不思議なことにこの紫陽花、1年間飾っているのですが、色褪せてドライフラワーのような状態になるものの、枯れて花が落ちるということが一切ありません。
花瓶に飾った花ならば、枯れて腐るものなのに。
そんなところに「もしや霊力が宿ってる?」なんて思ってしまうんですよね。

ま、信じる者は救われますから。(笑)

ちなみに、紫陽花をくるんだ半紙には生年月日や名前を書くといいそうですよ。