お許しいただければ幸い

By あつたか, 2012年12月22日

お許しいただければ幸い

先日、無事に歌劇★ビジュークリスマス公演『BIJOU et Noel』が終了いたしました。
生憎の雨でお足元が悪いにも関わらず、ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

今回の公演。
クリスマス公演と銘打っているのですが、実はクリスマスソングというものを使用せずに作りました。
また、物語仕立てにしておりましたが『クリスマス』という言葉も使っておりません。
クリスマスイベントにはあまりないような題材でクリスマスを表現し、ビジューらしいステージをと思案しました。

しかし、皆さん存分に『クリスマス』を満喫して戴けたようです。(笑)
その要因は、朗読に使いました文章の随所にそのエッセンスが隠されておりました。
「教会の鐘」「音もなく舞い落ちる粉雪」「トナカイ」「プレゼント」etc…

今回、朗読というものに初挑戦した訳ですが、聴くのと読むのは大違い。
担当した出演者たちが口を揃えて、台詞との違いを大きく感じたようです。
言葉だけで背景・雰囲気・心情・感情・情景すべてを伝えるわけですから、ただ読めばいいというものではなく、「伝える」ことの大切さをわかっているからこそ、普段、歌うことや喋ることに慣れている出演者でさえ、かなり難しく感じるのでしょうね。
しかし、皆さん熱心に聴き入って下さり、お話に涙される方も多くいらっしゃいました。

ただ、ご覧になったお客様の中には退屈だと感じた方もいらっしゃったはず。
朗読と聞くだけで、睡魔に襲われるという方も。
しかし、良いクラッシックコンサートに行くと気持ちよさそうにうつらうつらしている観客が多いのは「良い音楽」だからだそうで。
「悪い音楽」を聴かされると寝ても居られないと言われますから…
良い公演だったのだと、自画自賛しています。(笑)

そして、今回はご覧になった方の立場によって感想がハッキリと別れたのも楽しい現象でした。
まず、男性の方には大好評。
女性の方、恋するうら若き乙女は賛同。
しかし奥様方は非賛同。
これは、物語の内容をご存じの方には理解いただけるかと。(笑)

まぁ、クリスマスですしね。
夢物語としてお許しいただければ幸いです。(笑)

毎回のことではありますが、今回も出演者たちとスタッフの限りない愛情と熱意で無事に終わることが出来ました。
有難いことに再演希望のお言葉までいただきまして、嬉しい限りです。

 

さて、公演が終ってホッとしておりますが、クリスマスの公演が終りますと、ついクリスマスは終わったような気になります。
いえいえ、2012年のクリスマスはこれから。
まして世間では3連休という素晴らしいHolidayではありませんか。

皆さまも、どうぞ楽しい連休&クリスマスをお過ごしください☆

お許しいただければ幸い
出演者の元に届いたお花の数々もクリスマス仕様でした。

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