5度目の再演

By あつたか, 2013年1月30日

5度目の再演

「DREAMS BOT 1.17リフレイン 〜あの想いを伝える〜 」

1/26、無事に5度目の再演を果たしました。
お力添えくださった関係者の皆さん、協力いただいたスタッフの皆さん、ありがとうございました。
そして、冷え込みの厳しい天候でしたが、たくさんの方にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。

ビジュー公演は、有難いとこに「再演」の機会を良くいただきます。
一言で5度目の再演と申しましても、その間には6年の月日が流れ、作品の内容も、作るわたしも、演じるキャストもそれぞれに変化がありますし、実施される会場、キャストが違うと、雰囲気も変わり、同じ作品でも全く同じというワケにはいきません。
5度の公演が、それぞれ違う作品になります。

今回は初演バージョンの4人キャスト。

姉役にはゆめのさん。
姉の恋人役とライフマスターに那月さん。
関西出身の、この二人の関西弁コンビは、歌劇の枠を完璧に突抜け、本当に良い味が出ています。(笑)

しかし、妹役が、美森さんから花風さんへとバトンタッチされ、新聞記者役に友麻さんが参加。
この2役が替わることにより、作品のカラーも大きく変化したような気がします。

妹役は、もともと美森さん初演で書いたものなので、わたしの中の「妹像」=「みもちゃん」になっています。
あの妹役特有のかわいい膨れっ面と、すべてを悟った時の素直であどけない雰囲気が、どーにも「みもちゃん」なのです。(笑)
ですので、今回ひかるちゃんに替わったことでわたしの中の妹像も大きく変化し、違う感性の「妹」を作ってもらいました。

また、友麻さんの演じた新聞記者&Bindsoul
この役は、回を重ねる毎にシナリオライター、妹の友人、写真家、そして新聞記者と色々な役に変化しています。
その時代時代の空気感のようなものを伝える役目を担う重要な役です。
そして【Bindsoul/バインドソウル】この役は過去の神戸の地に漂う魂です。
あるときは恐怖を、ある時は慈悲を、荒々しく厳かに踊り伝えます。

とても抽象的に演じてもらっていますが、「DREAMS BOT」の精神はこの【Bindsoul】がすべてを語っているといってもいいかもしれません。

そんな新キャストの2人のカラーが加わり、また新たな「DREAMS BOT」が生まれました。

 

本当にこんなに可愛がられた作品は他にありません。
これも、この作品に込めた想いを、ご覧いただいた方々お一人お一人が大切に思ってくださる証拠ですね。嬉しい限りです。

もう何度もこの作品をご覧いただいているファンの方々の温かいお言葉にも感謝です。
そして、今回はビジューを初めてご覧になるというお客様も多く、歌劇の舞台を初めて観たとおっしゃる方々も。
出演者がたった4人だったことに驚いた、音が大きくてビックリした。など。(笑)
アンケートにも熱い感想をお寄せいただき、たくさんのお言葉をいただきました。

 

まだまだ力不足ではありますが、これからもビジューらしく、この「DREAMS BOT」の想いを伝えていかねばならないと、心して進んでいきたいと思います。

本当にありがとうございました。

 


 

【「DREAMS BOT」1.17リフレイン 〜あの想いを伝える〜 MOVIE 】