クリスマスによせて

By あつたか, 2012年12月14日

クリスマスによせて

クリスマスが近づいてまいりました。

神戸は今まさにクリスマス一色。
ルミナリエが開催され、稽古帰りなどはルミナリエ見物客に紛れ、ラッシュさながらの電車で帰宅します。

そんな神戸にて、歌劇★ビジューの2012年最終公演『BIJOU et Noel』が本日初日を迎えます。
これまでもクリスマスを題材にした作品を手がけたことはありますが、今回はカフェでの公演ということもあり、ショー仕立てのハッピーな物語に仕上げました。

イケズなわたしにとっては、『人生そんなウマいこといきまへんでぇ~』ってな、心持ちが残るストーリーではあるのですが。
そこは、しあわせムードたっぷりなクリスマスに邪推は不要と、割切りまして。

そんなしあわせ物語のせいか、今回の作品は出演者にとってもスタッフにとっても、大変評判が良く。
邪推感満載のわたしとは正反対で、みんな『乙女』なのね。(笑)

しかし、演じる出演者、ステージを彩るスタッフに気に入ってもらえるというのは嬉しい限り。
本番になりますと、作者のわたしは既に用無し。
演者とスタッフにすべてを委ねるワケですから、その関係者が自信を持って皆さまの前で披露してくれるのですから、こんなに頼りになることはありません。

今回の作品は…
カフェ公演の作品と差別化を図りたかったこと、
ビジュー特有の雰囲気を醸し出したかった、という2点に重きを置きまして。
『オサレな大人のクリスマス』をテーマにしました。

しかし、大人といってもわたしがそうであるように、「サンタさん」からのプレゼントや、なにかエエことないかいなぁ~というような、クリスマスマジックを期待しているんですよね。

大人になって、利口になって、打算があって、期待しなくなって…
でも、期待したい、ほんの少しだけど期待している…
そんな大人たちが登場する物語です。

12日に舞台稽古を行いましたが、その雰囲気はよく表現されていました。
衣裳や化粧に至るまで、すべてこだわって。
これも、みんなの努力の賜物。
出演者たちがとてもステキで美しいステージです。

さて…
明日の初日。
皆さまに素敵なクリスマスをお贈りできますように…☆

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